当院の内視鏡検査
当院ではオリンパス社製の最上位の内視鏡システムを導入しており、消化器内視鏡学会専門医・指導医の資格を持つ院長が全ての検査を行います。
内視鏡検査・治療のスペシャリストとして、日々進歩する技術・知識をさらに積み重ねるよう精進し、見逃しのない正確な診断と適切な治療を提供するよう努めています。
鎮静剤・鎮痛剤を用いた苦痛の少ない内視鏡
鎮静剤・鎮痛剤の使用
胃カメラにはオエッとなる嘔吐反射、大腸カメラには痛みなどの苦痛を伴う場合があります。熟練した内視鏡挿入技術や内視鏡看護に加え、個々に合わせた最適な鎮静剤・鎮痛剤を使用することにより、苦痛なく内視鏡を受けていただけるよう努めます。鎮静剤・鎮痛剤の使用当日は、車、バイク、自転車などの運転や危険を伴う作業は避けて頂きます。丁寧な内視鏡操作を心がけていますので、鎮静剤・鎮痛剤を使用しないで検査を受けて頂くことも可能です。
炭酸ガス送気装置の導入
内視鏡検査の苦痛の原因のひとつが、検査中に胃や大腸を拡張させて観察するために入れる空気によるお腹の張りです。空気に比べて約200倍の早さで体内に吸収される炭酸ガス送気装置を導入することにより検査後のお腹の張り、不快感を軽減しています。
プライバシーに配慮した専用トイレ付個室
大腸カメラを予約され、院内で前処置の下剤を飲まれる方のために、専用トイレが付いた各個室をご用意しております。Wi-Fi、テレビを備えており、検査前後ともに人目を気にせず、各個室でくつろいでお過ごし頂けます。
日帰り大腸ポリープ切除、土曜日の検査、胃カメラ・大腸カメラの同日施行
日帰り大腸ポリープ切除
当院では大腸カメラ検査時にポリープを認めれば、積極的に日帰りポリープ切除を行っています。一度で検査と治療が済むため、お体、時間、経済的にも負担が少なくなります。なお、日帰りポリープ切除ではリスクが高いと判断した場合には連携病院に紹介し入院での治療を受けていただきます。内視鏡的ポリープ切除術は、検査ではなく手術にあたりますので、(ご加入の保険によりますが、)民間の生命保険にご加入の方は手術給付金を請求できる場合があります。ご加入の民間の保険会社に詳細をお問い合わせ頂き、必要書類をお持ち頂ければ診断書の発行をいたします。
土曜日の検査
土曜日にも胃カメラ・大腸カメラの検査を行っています。お気軽にお問い合わせください。
胃カメラ・大腸カメラの同日施行
忙しい方の時間的負担を考慮して、ご希望の方には胃カメラと大腸カメラを同じ日に受けていただくことも可能です。まずは、お問い合わせをお願いします。内視鏡検査は、症状が全くない方や検診異常がない方、経過観察中の関連疾患がない方には、保険診療が適用されませんのでその場合は自費診療として受けて頂く必要があります。
大腸カメラは基本的には事前予約制としています。 抗血小板薬・抗凝固薬を内服中の患者様は当日の日帰りポリープ切除が出来ない場合もありますので、事前の診察時に相談をお願いします。自己判断での休薬は危険ですのでお控えください。 便秘症の方は、通常の前処置だけでは検査可能になるまで長時間を要したり、腸内が綺麗にならず検査ができない場合もありますので、事前の診察時に相談をお願いします。
※検査の空き具合、予約状況によってはお受けできない場合もありますので、お問い合わせの上での受診をお願いいたします。
下剤を飲まない大腸カメラ
下剤の服用が苦手な方には、径鼻内視鏡で十二指腸や胃に直接下剤を注入し、下剤を飲まないで検査を受けていただくことも可能です。年齢、腹部手術歴、普段の便通状態などによっては下剤を飲まない大腸カメラの対象にならない場合があります。
安心安全を保つための設備、徹底した衛生管理
安心・安全を保つための設備
内視鏡業務に熟練したスタッフによる運用と、心電図・血圧・呼吸状態などを確認する生体モニターでの十分な監視のもと検査を行い、終了後もモニター監視のもとリカバリー室で安楽に回復を待っていただきます。
徹底した衛生管理
検査に使用した内視鏡は、日本消化器内視鏡学会が作成した「消化器内視鏡の洗浄・消毒標準化にむけたガイドライン」に則り洗浄・消毒を行なっています。オリンパス社製の内視鏡洗浄装置を導入し優れた消毒力を発揮する過酢酸を用いて、安心、安全に内視鏡を洗浄しています。さらにコストが掛かりますが、使い捨て内視鏡処置具を採用することで、院内感染が生じないように徹底して予防しています。
精度の高い検査
当院ではオリンパス社製の最上位で最新鋭の内視鏡システムを導入しています。
ハイビジョン画質で画像強調機能(NBI)、拡大機能を搭載した内視鏡により、詳細な観察、正確な診断を行います。微細な病変の発見や詳細な観察により消化管の癌の早期発見が可能となります。大腸ポリープを発見した際にはNBIや色素散布後に拡大観察することにより、非腫瘍(切除が必要ではないポリープ)、腫瘍(切除が必要なポリープ)かどうかの見極めを行います。
内視鏡で切除ができたとしても追加で外科手術が必要な癌もありますが、その見極めにも拡大内視鏡観察が有用です。
精度の高い正確な診断をすることにより無駄のない安心安全な治療を受けて頂けます。