吐き気が続く
吐き気は、風邪をひいたときだけでなく、食べ過ぎ、飲み過ぎ、車酔いなどでも起こり得る、非常に身近な症状ですね。緊張したときに吐き気を感じる、歯医者さんで器具を口に入れると吐き気を感じる、という方もおられます。 一時的な吐き気であれば過度の心配は不要ですが、ご不安な方は一度、医療機関を受診されることをおすすめします。
たけむら内科消化器クリニックでは、必要に応じて、胃内視鏡検査などで詳しく調べられますので、病気の早期発見が可能です。苦痛の少ない経鼻内視鏡もご用意しておりますので、安心してご相談ください。
吐き気が続く原因
風邪のあいだだけ、また特別な状況にある時間だけの吐き気であれば、それほど心配する必要はありません。 反対に、思い当たる原因がないにもかかわらず吐き気がする、吐き気とともに他の症状がある、という場合には、胃腸の病気が隠れている可能性がありますので、受診をおすすめします。 吐き気を伴う病気としては、以下のようなものが挙げられます。いずれも、内視鏡検査などによって早期に発見することができます。
胃炎
暴飲暴食、ピロリ菌感染、痛み止めの副作用などによって起こる、胃粘膜の炎症です。
腸炎
ウイルス感染、食べ過ぎ、炎症性腸疾患などによって起こる、腸粘膜の炎症です。
逆流性食道炎
食生活の欧米化、塩分摂取量の低下、ピロリ菌感染率の低下などによって胃酸の分泌が過剰になり逆流して起こる、食道の炎症です。
機能性ディスペプシア
胃の運動機能の障害、ストレス、胃・十二指腸の知覚過敏、胃酸の分泌の異常などを原因として腹部の不快感などを引き起こす一方で、胃内視鏡検査などでは器質的な異常が見つからない病気です。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
ピロリ菌感染、ストレス、暴飲暴食、刺激物の摂りすぎなどによって起こる、胃や十二指腸の潰瘍です。
胃がん
胃潰瘍や慢性胃炎の重篤化などによって胃粘膜に生じるがんです。
腸閉塞
腹部手術後の癒着、ヘルニア、腫瘍などによって、腸の内容物が肛門へと移動できない状態を指す病気です。
吐き気の検査
症状の程度などをお伺いした上で、血液検査、超音波検査などを行います。 また必要に応じて、胃内視鏡検査を行うこともあります。
吐き気の治療
吐き気の治療では、問診、胃内視鏡検査などの検査によってその原因を特定し、原因に応じた治療法を選択することが重要になります。 病気が原因である場合には、薬物療法を中心としながら生活習慣指導を行います。一方で、精神的なストレスや不安を原因として起こる吐き気もありますので、そういった場合にはそのストレス・不安を取り除いたり軽減したりするためのアドバイスをいたします。 なお、外科的な治療、専門的な心理カウンセリングが必要になった場合には、速やかに連携する医療機関をご紹介いたします。安心してご相談ください。